Grok Botに仕事を任せる講座

区分3 つなぐ・覚えさせる★★★

No.06 スキル:仕事のやり方を覚えさせる

スキルは、保存しておいた頼み方です。同じ仕事を2回以上任せるなら、教えながらボットに書かせておくと、長い会話でも同じ品質でくり返せます。この単元は、作り方・置き場所・試して削る習慣・失敗をスキルに変える流れ・スキル集pstackまでをしっかり読みます。
目次
  1. 第0章 前提知識
  2. 第1章 スキルの作り方と置き場所
  3. 第2章 試して確かめ、削る
  4. 第3章 失敗を、1つずつスキルにする
  5. 第4章 pstack:スキル集の使い方
  6. 確認問題

第0章 前提知識

① スキル :保存しておいた頼み方

スキルは、中身としては「保存したプロンプト」です。プロンプトとは、AIに送る頼みごとの文章のことです。スキルはMarkdown(見出しや箇条書きを記号で書く、飾りのない文章の形式)で書かれていて、少しずつ足していけます。

毎回同じ説明を打ち込む代わりに、一度書いて名前を付けて保存しておく物、と考えると分かりやすいです。

② 似た言葉との違い

言葉 役割
プロンプト その場の頼みごと。1回で終わる
スキル 何度も使う頼み方を保存した物
定期実行 決まった時に自動で動かす仕組み(No.07)

スキルは「やり方」、定期実行は「いつやるか」です。組み合わせて使うことが多いので、まず別の物だと押さえてください。

第1章 スキルの作り方と置き場所

① 教えながら、ボット自身に書かせる 必ず覚える

laurenさん(Grok Botの開発リーダー)のおすすめは、やり方を教えながら、そのボット自身にスキルを作らせることです。そうすると、長い会話でも同じ品質でくり返せるようになります。

自分で書こうとすると、何を書けばいいか分からず手が止まります。ボットは、さっきまで一緒にやった作業の流れを覚えているので、そこから手順を取り出して書くのが得意です。

「今やったこの流れを、次回も同じ品質でくり返せるスキルにして」

② 非公開のGitHubに置かせる 必ず覚える

スキルは、ボット専用の非公開GitHubリポジトリにまとめて保存させるのが、laurenさんのおすすめです。GitHubは、ファイルを保存して履歴を残すサービスです。リポジトリは、その中の1つの保管場所のことです。

ボットが変わっても、スキルが残るのが利点です。古いボットをやめて新しいボットを作った時も、同じリポジトリを見せれば、同じスキルが使えます。

「スキルは、あなた専用の非公開GitHubリポジトリに保存して。新しく作るたびにそこへ足して」

「非公開」と頼むところが大事です。公開のリポジトリに置くと、誰でも読めてしまいます。

③ プラグインに入れて配ることもできる 深追いしない

スキルはプラグイン(機能のまとまり)に入れて、他の人に配れます。ただ、これは人に渡す段階の話です。この講座では、まず自分で使うスキルが1つできれば十分です。チームで配る話はNo.10(後で出ます)で扱います。

○ よくある勘違い:スキルは、一度作ったら完成ではありません。使いながら育てる物です
○ 関係する単元:同じ指摘を仕組みに戻す流れはNo.11(後で出ます)

第2章 試して確かめ、削る

① 効くかどうかを、試して確かめる さらっと

スキルは、書いただけでは効いたかどうか分かりません。laurenさんは、評価をかけて、実際に動きが良くなるかを確かめています。

評価とは、スキルを使った時に、実際に動きが良くなるかを確かめることです。難しそうに聞こえますが、頼み方は1つです。作る時にまとめて頼みます。

「○○するスキルを作って。評価もして」

ボットに、効いたかどうかの確認まで一緒にやらせる、ということです。

② 定期的に見直して、要らなくなった所を削る さらっと

スキルは、足すだけだと膨らみます。laurenさんのおすすめは、定期的に見直して、要らなくなった所を削ることです。理由は、モデルが賢くなるほど、指示は短くて済むからです。以前は必要だった細かい注意書きが、今は不要になっていることがあります。

「このスキルを読み直して。今のあなたなら要らなくなった指示を削って、短くして」

○ 受講生がつまずく所:削るのは勇気が要ります。削りすぎたら戻せるように、保存先を履歴の残るGitHubにしておくと安心です
○ 関係する単元:保存先は第1章②

第3章 失敗を、1つずつスキルにする

① 同じ失敗をくり返したら、スキルにする 必ず覚える

laurenさんのおすすめは、同じ失敗をくり返したら、それを1つずつスキルにすることです。

最初から完璧なスキルを作ろうとしなくて構いません。失敗が起きたら、その場で「次から防ぐ書き方」をスキルに足します。

たとえば、メールの下書きで毎回「ですます調が崩れる」と直しているなら、「メールはです・ます調で書く」という1行をスキルに足します。1つずつ足せば、同じ直しを二度と言わずに済みます。

もっと強い直し方(問題自体を起こさない仕組みにする)は、No.11(後で出ます)で学びます。この単元では、まず「同じ指摘はスキルに書く」で十分です。

第4章 pstack:スキル集の使い方

① pstackとは さらっと

pstackは、laurenさんが作ったスキル集です。プラグインとして入れられて、Grok BotとCursor(コードを書くための別の道具)の両方で使えます。自動で更新されます。

pstackのスキルは、呼ぶまで読み込まれない設定です。入れておいても、普段の費用は増えません。

② 基本の3手 さらっと

最初は、次の3つだけ覚えれば十分です。

  1. 「/setup-pstack」で予算を選ぶ
  2. 大事な頼みの前に「/poteto-mode」を呼ぶ
  3. 迷ったら「/poteto-help」を呼ぶ

③ 主なスキル さらっと

スキル 何をするか
/in-your-own-words 目的を、ボットに自分の言葉で言い直させる(No.03の言い直しをスキルにした物)
/correct 同じ指摘のくり返しを見つけて、仕組みで直す
/create-verification-skill できた物を自分で動かして確かめる手順を作る

全部を使いこなす必要はありません。「言い直し」と「同じ指摘の見直し」が、すでに学んだ内容をそのままスキルにした物だと分かれば十分です。

スキルは保存した頼み方。教えながらボットに書かせ、非公開GitHubに置く。効くか試し、要らない所を削る。同じ失敗は1つずつスキルに足す。

確認問題

問1 同じ種類の仕事を3回任せました。毎回、同じ説明を打ち込んでいます。laurenさんのおすすめは?

問2 スキルを置く場所として、laurenさんのおすすめに合うのは?

問3 3か月前に作ったスキルが、いつの間にか長くなりました。今のモデルは賢くなっています。どうする?

問4 pstackを入れても、普段の費用は増えません。なぜ?

出典: - https://x.com/poteto/status/2116576229319233596 - https://x.com/poteto/status/2109912648116826250 - https://x.com/poteto/status/2107161410216280348 - https://x.com/poteto/status/2110415199962612120 - https://x.com/poteto/status/2114099131845423142 - https://x.com/poteto/status/2110759504778592664 - https://x.com/poteto/status/2069824386283319343 - https://x.com/poteto/status/2093023533123400135 - https://x.com/poteto/status/2110047891201114165 - https://x.com/poteto/status/2110535901600481520 - https://x.com/poteto/status/2110757066709356851 - https://x.com/poteto/status/2110047236369547621 - https://x.com/poteto/status/2110534875224932581 - https://x.com/poteto/status/2082874054483255805