Grok Botに仕事を任せる講座

区分4 自動で回す★★★

No.07 定期実行と見張り

定期実行は、頼まなくても決まった時に動いてくれる仕組みです。この単元は、動く時の2つの型、時刻付きの頼み方、秘書のような使い方、見張り、寝る前に頼む使い方を学びます。費用の詳しい話はNo.08に任せ、ここでは動かし方に絞ります。しっかり読みます。
目次
  1. 第0章 前提知識
  2. 第1章 時刻で動かす
  3. 第2章 出来事で動かす・見張らせる
  4. 確認問題

第0章 前提知識

① 定期実行(ルーティン) :決まった時や出来事で自動で動く仕事

定期実行(ルーティン)は、あなたが毎回頼まなくても、ボットが自分から動く仕事の仕組みです。「毎朝メールを確認する」のように、くり返す仕事に向いています。

No.04で学んだ頼み方は、あなたが話しかけた時に動くものでした。定期実行は、あなたが話しかけなくても動くものです。

② 2つの型

型 いつ動くか 例
時刻型 決まった時刻に動く 毎朝、課題管理に新しいバグがないか確認する
出来事型 何かが起きた時に動く クライアントからメールが来たら要約してNotionに足す

出来事型では、webhook(ウェブフック。外のサービスから「今これが起きた」と知らせる仕組み)で起動することもできます。

なお、ただメールが届いただけでは、ボットは起きません(No.05)。「〇〇さんからメールが来たら、要約してNotionに足して」のように、出来事型の定期実行として頼んで仕組みを作っておくと、その出来事で動くようになります。

2つの型の違いは「時計で動くか、出来事で動くか」だけです。仕事を決める時は、どちらが向いているかをまず考えます。

第1章 時刻で動かす

① 時刻付きの頼みごとができる 必ず覚える

定期実行のための特別な画面を探さなくても、ボットに時刻を書いて頼めば済みます。laurenさん(Grok Botの開発リーダー)の例では、次のような頼み方が使われています。

「毎朝9時に、Xで私の名前に触れた投稿を要約して、Slackに送って」 「明日の8時に確認するよう、リマインドして」 「30分後にメールを確認して」 「配信の15分前に知らせて」 「このスレッドの返信を、毎時要約して」

最初の例のように、何を・いつ・どこへ、の3つを書けば、頼みごとは成り立ちます。

② 秘書のような使い方:気になる物にだけ印を付ける さらっと

これはlaurenさん本人ではなく、利用者の例です(@profstongeさんの投稿を、laurenさんが紹介していました)。メール・DM(ダイレクトメッセージ)・メンション(自分への言及)・LinkedInを、ボットに1時間ごとに見てもらう使い方です。

ボットは、気になる物にだけ「旗を立てて」(印を付けて知らせて)、返信を下書きします。残りの99%は「捨てる」、つまり見ないで流します。

全部を読ませて報告させるのではなく、見るべき物だけ上げると決めておくのがコツです。あなたが見る量は、ほとんど増えません。

「メールとメンションを1時間ごとに見て。私が返事をすべき物にだけ印を付けて、返信を下書きして。それ以外は報告しなくていい」

下書きの確認の仕方は、No.04で学びました。送るのはあなたが見てからです。

③ 動かす間隔は、あけて始める さらっと

間隔は1時間以上あけて始めます(いちばん多くても1時間に1回)。細かくするほど動く回数が増え、費用が膨らむからです。理由と数字は、No.08(後で出ます)で学びます。

○ 関係する単元:メールが届いても起きない話はNo.05。時刻がずれた時の頼み方はNo.11

第2章 出来事で動かす・見張らせる

① 出来事型の例:このSlackに新しい投稿が来たら動く 必ず覚える

出来事型は、「何かが起きたら動く」仕事です。laurenさんの例は次のとおりです。

No.05の「メールが届いてもボットは起きない」は、何も頼んでいない時の話です。「来たら動く」と出来事型で頼んでおけば、見張りの役目を果たしてくれます。

② 見張りボットの例 さらっと

laurenさんが自分用に作った「tibot」という見張りのボットがあります。テンプレート(他の人がそのまま入れて使えるボットのひな形。詳しくはNo.10)として公開されています。あなた自身や特定のキーワードに触れた投稿を探して、1日1回か毎時の短い要約を出します。

次のように動くよう作られています。 - スパムは除く - 外国語は訳す - 勝手に投稿はしない

この「勝手に投稿はしない」が大事な点です。見張りボットには、外に出る操作をさせずに、見て報告するだけに絞ります。

③ 寝る前に頼んで、朝に受け取る さらっと

laurenさんのおすすめは、寝る前に頼んで、朝に結果を受け取ることです。

「今夜のうちに、今週の問い合わせを整理して。明日の朝に結果を見たい」

夜のあいだボットは動いていて、あなたが寝ている間に仕事が進みます。朝に確認する時間だけあれば、1日が余分に使えるのと同じです。

○ 2026年11月時点:「先回りの提案」は、上の定期実行(あなたが頼んだ時刻や出来事で動く)とは別の機能です。頼んでいなくても、ボットが自分で気づいて提案してくれるもので、まだ改善中です。期待しすぎないでください
○ 関係する単元:下書きの確認の仕方はNo.04、費用はNo.08(後で出ます)

時刻型と出来事型のどちらかで頼み、「何を・いつ・どこへ」を書けば動く。見張りには見て報告するだけをさせる。

確認問題

問1 「クライアントからメールが来たら、要約してNotionに足す」仕事は、どちらの型?

問2 毎朝9時にXの言及を要約してSlackへ送らせたい。どう頼む?

問3 メール・DM・メンションを1時間ごとに見てもらいます。利用者の例(laurenさんが紹介)に近いのは?

問4 自分の名前に触れた投稿を見張らせるボットに、決めておくと安全なことは?

出典: - https://x.com/poteto/status/2116580481236115933 - https://x.com/poteto/status/2107510472601985336 - https://x.com/poteto/status/2093737882062323996 - https://x.com/poteto/status/2108232222163812795 - https://x.com/poteto/status/2110810994452865423 - https://x.com/poteto/status/2115606712375988436 - https://x.com/poteto/status/2114818880548041189 - https://x.com/poteto/status/2115205951649423585 - https://x.com/poteto/status/2105577346329870440 - https://x.com/poteto/status/2116581185594020022 - https://x.com/poteto/status/2106932337963630862 - https://x.com/poteto/status/2091368467060662497