Grok Botに仕事を任せる講座

区分3 つなぐ・覚えさせる★★★

No.05 コネクター・Vault・ボット専用メール

ボットが仕事の文脈を取れるかどうかは、どれだけツールをつないだかで決まります。この単元は、つなぐ物(コネクター)、秘密の預け方(Vault)、ボット専用のメールの3つを学びます。使う頻度が高く、安全の考え方も入るので、しっかり読みます。
目次
  1. 第0章 前提知識
  2. 第1章 つなぐほど、仕事の文脈が取れる
  3. 第2章 秘密は、会話に貼らない
  4. 第3章 ボット専用メールで、本人のアカウントと分ける
  5. 確認問題

第0章 前提知識

① コネクター :ボットとツールをつなぐ接続

コネクターは、ボットがカレンダーやSlackなどのツールにサインインして使えるようにする接続のことです。ボットは人と同じようにツールへサインインして使います。

つなげる物の例は、laurenさんの投稿で確かめられた物だけでも次のとおりです。

種類 例
予定・連絡 カレンダー・Slack・メール・Outlook・Outlookカレンダー
資料・情報 Googleドライブ・Notion・OneDrive・Atlassian
仕事の管理 CRM・Linearなどの課題管理・GitHub
事業 Shopify・Xero

全部を覚える必要はありません。自分の仕事で毎日開いているツールを、まず思い浮かべてください。

② Vault(ボルト) :ログイン情報を預ける保管庫

Vaultは、ログイン情報・カード・連絡先を一度入れておくと、ボットが安全に覚えて、以後の作業で使ってくれる仕組みです。「ボルト」と読みます。1Passwordという別の保管庫とも連携します。

銀行の貸金庫のように、鍵を預けておいて、必要な時にボットが取り出す形です。会話に鍵そのものを書く必要がなくなります。

③ ボット専用メール :ボットが持つ自分のメールアドレス

各ボットは、自分のメールアドレスを持てます。形は「名前@mail.grokbot.com」です。サービスへの登録・取引先への連絡・日程調整・顧客対応・予約に使えます。

あなた本人のメールとは別の箱です。これが後で出てくる安全の話の土台になります。

第1章 つなぐほど、仕事の文脈が取れる

① 初日に、普段使うツールを全部つなぐ 必ず覚える

laurenさん(Grok Botの開発リーダー)のおすすめは、初日に普段使うアプリを全部つなぐことです。つなぐほど、ボットが仕事の文脈を取れるようになります。

No.04で学んだ「手順でなく文脈を渡す」頼み方は、ボットがツールの中身を見られる前提で成り立っています。Slackもカレンダーもつながっていなければ、「Slackの要望を見て」と頼んでも、ボットは何も見られません。

つなぐ方法は、ボットに頼めば進みます。次のように言ってみてください。

「私が毎日使っているツールをつなぎたい。つなげる物の一覧を出して、今日つなぐ順番を提案して」

② プラグインは、リンク1つで入る さらっと

プラグイン(機能のまとまり)は、デスクトップ版ならリンク1つで入れられます。リンクの形は「grokbot://app/v1/plugin/add?id=番号」です。リンクを開いて入れたら、認証を済ませて、こう頼みます。

「○○プラグインを使って」

プラグインを自分で作って出す方法は、この講座では扱いません。

○ 2026年11月時点:Grok Botは週単位で機能が増えています。つなげる物の一覧は、使う前にボットに頼んで最新を確かめてください
○ 関係する単元:初日の進め方はNo.02。つないだ後に頼む文脈の渡し方はNo.04

第2章 秘密は、会話に貼らない

① パスワードやAPIキーは、秘密入力で渡す 必ず覚える

APIキーは、ツール同士をつなぐための合言葉のような長い文字列です。これをチャットにそのまま貼ると、会話の記録に残ります。

この講座で一番守ってほしいのは、パスワードやAPIキーを会話に貼らないことです。渡す時は、ボットにこう頼みます。

「秘密入力を出して」

すると、専用の入力欄が開きます。そこに入れれば、会話の中には文字が残りません。何度も使うログイン情報なら、さらにVaultに入れておけば、次からは貼る必要も入力する必要もありません。

② 金融や買い物のつなぎは、この講座では扱わない 深追いしない

銀行・カード・投資口座をつなぐ機能や、買い物の機能もあります。ただ、この講座の卒業課題は事務作業を1週間任せきることなので、ここでは深入りしません。

もし試す時は、お金が動く操作ほど、確認を挟む設計になっていることを覚えておいてください。買い物ではボット専用の仮想カードを持たせ、購入ごとに人が承認する形です。

第3章 ボット専用メールで、本人のアカウントと分ける

① ボットに自分のメールを作らせ、自分用のアカウントを登録させる さらっと

laurenさんのおすすめは、ボットに自分のメールを設定させて、ボット自身用のアカウントを登録させることです。

あなた本人のメールやアカウントをそのまま渡すと、ボットの失敗が本人の失敗になってしまいます。ボット専用のメールで登録しておけば、本人のアカウントと分けられるので、安全です。

本物のアカウントが必要な場面では、そのメールでGmailを作ります。

「あなた専用のメールアドレスを設定して。サービスに登録する時は、そのアドレスを使って」

② メールが届いても、ボットは起きない 必ず覚える

ここが一番つまずきやすい所です。ボットのメールに返事が届いても、それだけではボットは起きません。 会話の流れで「返事が来たら続きをやって」と言っておいただけでは、届いたことに気づかないのです。

メールを待たせる時は、次のどちらかを頼んで、起きるきっかけを作ります。

「○○さんからメールが来たら、要約して教えて」(出来事で動く定期実行。届いたことがきっかけで動く) 「30分後にメールを確認して」(時間を決めて見に行かせる)

出来事で動く定期実行は、No.07(後で出ます)でくわしく扱います。

③ 怪しいメールは開かせない さらっと

ボットの受信箱にも、迷惑メールや怪しい案内が届くことがあります。laurenさんのおすすめは、怪しいメールをボットに開かせないことです。

開いたかどうかを相手に知らせる仕掛けが、メールの画像に入っていることがあります。Gmail側で画像表示をオフにすると、開封の追跡を避けられます。

○ よくある勘違い:ボット専用メールは、本人のメールの転送先ではありません。別の箱です
○ 関係する単元:確認が要る外向けの仕事はNo.04

最低限、ツールをつなぎ、パスワードは会話に貼らず、ボットには専用のメールを持たせる。

確認問題

問1 「Slackの要望を見て声をかける人を探して」と頼んだのに、ボットが何も見つけられません。いちばん疑う所は?

問2 新しいサービスのAPIキーをボットに渡したい。どうする?

問3 ボットに取引先へメールを送らせ、「返事が来たら続きをやって」と言って会話を終えました。返事は届いているのに、数時間たってもボットは何もしていません。理由と対策は?

出典: - https://x.com/poteto/status/2107830403549831186 - https://x.com/poteto/status/2107510472601985336 - https://x.com/poteto/status/2094546261403893925 - https://x.com/poteto/status/2107672731483537693 - https://x.com/poteto/status/2092317628635418739 - https://x.com/poteto/status/2093831707640373624 - https://x.com/poteto/status/2113723252942241975 - https://x.com/poteto/status/2115133011352240581 - https://x.com/poteto/status/2093851700369191162 - https://x.com/poteto/status/2093421500217147557 - https://x.com/poteto/status/2108071056259125309 - https://x.com/poteto/status/2110192382096679248 - https://x.com/poteto/status/2116576229319233596 - https://x.com/poteto/status/2110193974455767179 - https://x.com/poteto/status/2108758810336936278 - https://x.com/poteto/status/2110182661939695947 - https://x.com/poteto/status/2108593282829996327