Grok Botに仕事を任せる講座

区分5 チームで育てる★★

No.09 ボットの編成:何体に分けるか

ボットを何体にするか、どう分けるかを決める回です。答えは「少数の良いボット」で、分ける理由は人の頭を整理するためです。機能の話は少なく、考え方の回なので、この回はさらっと読んでください。
目次
  1. 第0章 前提知識
  2. 第1章 何体に分けるか
  3. 第2章 作者の形と、ボットにボットを作らせる
  4. 第3章 ボット同士の連絡
  5. 確認問題

第0章 前提知識

① 主ボット :普段の会話と受信メッセージの窓口

主ボットは、あなたが一番よく話しかけるボットです。 Grok Botでは主ボットを1体決められて、受信メッセージなどはそこに届きます。

会社で言えば、あなた専属の秘書です。 ほかのボットは、必要な時に仕事を頼む部署と考えると分かりやすいです。

入れ替えたい時は、主ボットを右クリックして「別のボットに置き換え」を選びます。

② 似た言葉との違い

言葉 意味
主ボット あなたの受付。受信メッセージが届く1体
ボット 作ったAI1体1体。名前と自分用のコンピューターを持つ
セクション サイドバーでボットを折りたたんで整理する入れ物。ボットとは別物

セクションは、右クリックから「新しいセクションへ移動」で作れます。 ボットが増えて一覧が見づらくなった時に使います。動きは変わりません。

第1章 何体に分けるか

① 少数の良いボットが、いちばん役に立つ 必ず覚える

laurenさん(Grok Botの開発リーダー)のおすすめは、ボットを多く作らないことです。 少数の良いボットの方が、大人数より役に立ち、管理も楽だと言っています。

No.02で、最初は主ボット1体から始めると書きました。 2体目は、管理が苦しくなった時だけ作ります。 やみくもに作ると、使わないボットが増えるだけです。

② 編成は自由。3つの形がある 必ず覚える

分け方に決まりはありません。 次のどれでもよいと、laurenさんは書いています。

形 向いている場面
1体で全部 仕事が少ない・まだ始めたばかり
狭い分野の専門ボットを複数 「エンジニア担当」「顧客対応担当」のように分野がはっきりしている
プロジェクトごとに何でも屋を1体 仕事が案件ごとに分かれている

営業の例では、「顧客1社ごとに仕事をまとめるボット」や「アウトリーチ(新しい相手に声をかける仕事)専門のボット」があります。

どれが正解というわけではなく、あなたが「誰に頼むか迷わない」形が正解です。

③ 分けるのは、人の頭を整理するため さらっと

ここが一番大事です。 分ける理由は、ボットを賢くするためではありません。あなたが頭を整理して、並行で頼むためです。

社長に部門長が何人か付く形と同じです。 社長は、部門長に「これをお願い」と言えば済みます。部門長の中身を全部知る必要はありません。

分けた後は、「この仕事は誰の担当か」で頼む相手が決まります。 分けるほど賢くなる、と考えると、ボットが増えすぎます。

○ よくある勘違い:「ボットを分ければ、1体ずつの性能が上がる」
→ 性能のためではなく、頼む側の整理のためです
○ 関係する単元:No.02 最初の1週間(まず1体から)

第2章 作者の形と、ボットにボットを作らせる

① 作者の形:秘書長と定期作業ボット さらっと

laurenさんの形は、親ボットに「秘書長(Chief of Staff)」役のボットを作らせたものです。 普段の会話はそこで続けます。 定期作業は、別のボットに分けます。

No.08で書いた通り、定期実行は会話の長いボットほど高くなります。 だから定期作業を分けるのは、整理と費用の両方に効きます。 これは作者のおすすめです。あなたの仕事に合わせて形を変えてかまいません。

② ボットにボットを作らせる 必ず覚える

新しいボットは、手で作らなくても、ボットに頼めます。 「ボットを作って」でよいです。

名前や見た目、スキルの置き場所を細かく決める必要もありません。 ボットの見た目や設定は「変えて」と頼めば変わります。 スキルやルールの置き場を聞かれたら、「自分で決めて」と答えてかまいません。

頼み方の例です。

「毎朝の天気とカレンダーをまとめる専用のボットを作って。名前も画像も自分で決めて」

③ ボット作りの専門:Dr Eggbot さらっと

laurenさんは、自分のボットを全部「Dr Eggbot」(x.ai公式の、ボットの設計担当のボット)に作らせています。 Dr Eggbotは、マーケットプレイス(ボットやプラグインを探して足せる場所)から、チームに足せます。 困りごとを伝えると、それに合うボットを設計してくれます。

Dr Eggbotには、もう1つ仕事があります。 毎日、全ボットの最近の会話を見て、「訂正された所」「食い違い」「そうじゃない」を拾い、スキル・ボット・定期実行の直し方を提案します。 週に1回は、使われていない定期実行や高くつく定期実行の点検もします。 この訂正を拾う使い方は、No.11で詳しく扱います。

新しい版のDr Eggbotを使うには、入れ直しが要ります。 持ち越したい記憶は、新しいボットに古いボットから写させてから、古い方を消します。

第3章 ボット同士の連絡

① ボット同士は、メッセージを送り合える さらっと

ボット同士や、ボットとクラウドエージェント(離れた場所で動くAI)の間で、メッセージを送り合えます。 各ボットが持つメール(No.05)で連絡し合うこともできます。

たとえば、秘書長ボットが「この件は営業担当のボットへ」と連絡する使い方です。

ただし、連絡が多いほどやり取りの量が増えて費用にもなります(No.08)。 便利でも、必要な連絡だけに絞ってください。

ボットは少数でよい。2体目は管理が苦しくなった時だけ。分ける理由は自分の頭の整理。作らせるのはボットに頼めばよい。

確認問題

問1 Grok Botを使い始めて3日目です。「顧客対応」「経理」「SNS」と、最初から10体のボットを作ろうかと考えています。どう考えるのがよいですか。

問2 「顧客ごとに案件がまとまっていて、頼む時に迷いたくない」場合に合う形は?

問3 新しい専用ボットが欲しくなりました。いちばん近い頼み方はどれですか。

出典: https://x.com/poteto/status/2116576229319233596 https://x.com/poteto/status/2109781899610874002 https://x.com/poteto/status/2109774976987660343 https://x.com/poteto/status/2107830403549831186 https://x.com/poteto/status/2093242112255103391 https://x.com/poteto/status/2091368467060662497 https://x.com/poteto/status/2092724343117947196 https://x.com/poteto/status/2091990881968751100 https://x.com/poteto/status/2093557133434573035 https://x.com/poteto/status/2093392701005946931 https://x.com/poteto/status/2094967827019243547 https://x.com/poteto/status/2095367514754842988 https://x.com/poteto/status/2109033973775233295 https://x.com/poteto/status/2110032545085882714 https://x.com/poteto/status/2113435043205177724 https://x.com/poteto/status/2088748011384082940 https://x.com/poteto/status/2112303622285668402 https://x.com/poteto/status/2110192382096679248