AIが上手く動くかどうかは、賢いモデルを選べるかで決まる。 そう思っている方は多いと思います。
Grok Botの開発リーダーのlaurenさんは、少し違う立場です。 モデルは全体の一部で、仕組みと製品の磨きが大事だと言っています。 Grok Botも、仕事ごとに合うモデルを裏で選ぶ方針です。
つまりモデル選びは、あなたが悩む所ではありません。 あなたが決めるのは、何を任せるか・どう頼むか・どう直すか、という使い方の側です。
この講座は、Grok Botの開発リーダーのlaurenさんが、Xに書いた投稿(2026年7月〜11月)から作りました。公式の説明書ではありません。 【おすすめ】と書いた所はlaurenさん自身のやり方なので、自分の仕事に合うか試して決めてください。機能は週単位で変わるので、画面やボットに聞いて確かめてください。
Grok Botは、あなた専用のクラウドのパソコンを持つ「ボット」というAIを育てて、仕事を任せる製品です。 できることは多く、しかも週単位で増えています。
だから、こんな引っかかりが出やすいと思います。
これは勉強不足ではなく、機能の数に目が行っているからです。 laurenさんの考え方は、ボットを「上司のように」使う、というものです。 自分と同じか、それ以上の品質で任せられる体制を作って、空いた時間でもっと大きな仕事に向かう。 そのために要るのは機能の暗記ではなく、任せ方・見張り方・直し方の3つです。
この講座は、その3つを順番に身につける作りにしています。
自分の定型の事務作業を1つ選び、ボット・スキル・定期実行を自分で組んで、1週間任せきれること。
スキルは、仕事のやり方を覚えさせた「保存した頼み方」です。 定期実行は、決まった時刻や出来事のたびにボットが動く仕組みです。 どちらも後の単元で、頼み方の例つきで説明します。
合格の目安は、1週間回して、任せた回数・直した所・かかった費用を言えることです。 Grok Botの機能を全部知ることは目指しません。
毎週くり返している事務作業を1つ、Grok Botに渡します。 スキルと定期実行を組み、1週間回した結果を1枚にまとめます。
まとめる中身は、任せた回数・直した所・かかった費用の3つです。 最後の単元(No.12)で実際にやります。読むだけで終わらず、1つ回してみてください。
機能が多いので、「定型の事務を任せるのに要るか」で仕分けました。 残りは思い切って外しています。
どれも面白い機能ですが、事務作業を1週間任せきるのには要りません。 必要になった時は、ボットに「やり方を教えて」と頼めば足ります。この講座を終える頃には、その聞き方も分かっています。
講座は、使い始めてから実際に任せきるまでの順に、5つの区分で並べています。
○ 区分1 はじめる(No.01〜02)
使い始めの最初の1日〜1週間が舞台です。難しさはやさしめで、画面の操作より「何を任せるか」が分かれ目になります。ボットは自分専用のパソコンを持つ常駐の仲間であること、最初の設定で後の使いやすさがほぼ決まること、ボットは1体から始めること。この3つが特徴です。攻め方は、インターンに説明するつもりで自分の仕事を話す/普段使うツールを初日に全部つなぐ/迷ったらボットに提案させる、の3つ。目標は、主ボット1体に自分の仕事を説明し終えていることです
○ 区分2 頼む(No.03〜04)
毎日のすべての頼みごとが舞台です。難しさはふつうで、コツは少ないものの、癖になるまでくり返しが要ります。細かい手順より文脈を渡す方が上手くいくこと、一番効くのは言い直させること、勝手に決める場面があると知っておくこと。攻め方は、声で頭の中を全部話す/最後に「あなたの言葉で言い直して」と頼む/決まっていない所は試しに作らせる、の3つ。目標は、頼んだ仕事が言い直しの段階でずれを直せていることです
○ 区分3 つなぐ・覚えさせる(No.05〜06)
同じ仕事を2回以上任せる時が舞台です。難しさはふつうですが、安全の考え方(本人のアカウントと分ける)が大事になります。つなぐほど仕事の文脈が取れること、パスワードは会話に貼らないこと、スキルは保存した頼み方であること。攻め方は、ボット専用のメールとVault(ボルト:秘密の保管庫)を使う/やり方を教えながらボットにスキルを書かせる/スキルは効くか試して要らない所を削る、の3つ。目標は、任せる仕事に要るツールがつながり、スキルが1つできていることです
○ 区分4 自動で回す(No.07〜08)
毎日・毎週くり返す仕事が舞台です。難しさはふつう〜やや難しめで、費用とのつり合いを考えます。時刻で動く型と出来事で動く型があること、費用の主な原因は定期実行であること、くり返す作業はスクリプトにすると安いこと。攻め方は、間隔を1時間以上あけて始める(いちばん多くても1時間に1回)/定期作業は専用のまっさらなボットに分ける/高くつく定期実行がないかボットに調べさせる、の3つ。目標は、定期実行が1つ動き、1週間の費用を説明できることです
○ 区分5 チームで育てる(No.09〜12)
ボットが2体以上になった時やチームで使い始めた時が舞台です。難しさはやや難しめで、機能より考え方の区分になります。ボットは少ない方が役に立つこと、訂正は仕組みで直すほど効くこと、責任者は使う人自身であること。攻め方は、分けるのは自分の頭を整理するため/訂正したら二度と起きない形を考える/Slackとテンプレートでチームに渡す、の3つ。目標は、卒業課題を回し、直した所をスキルか仕組みに戻せていることです
区分1と区分2は、他の全部の根っこです。 ここは短いので、手を動かしながら読むのがおすすめです。
区分3と区分4は、卒業課題に直結します。 費用の話が出てくるので、安全と費用は一緒に考える癖をつけてください。
区分5は少し毎日の仕事から離れて見えるかもしれません。 でも、卒業課題の1週間が終わったあとに、直した所を残す方法がここにあります。
最後に呼び名の約束です。 この講座では、製品名を「Grok Bot」、そこで育てるAIを「ボット」と呼びます。 道具は「ツール」、単元は講座の1回分のことです。
最低限、自分の事務作業を1つ選び、1週間任せきった結果を1枚にまとめられれば合格です。
出典: https://x.com/poteto/status/2107728968501903652 https://x.com/poteto/status/2116580481236115933 https://x.com/poteto/status/2109299685982929063 https://x.com/poteto/status/2116576229319233596